実績紹介

有限会社三設 様 CKプレシールコア継手採用のきっかけとその秘密

※近藤社長様(写真右)と当社営業員の根来(写真左)

【インタビュー】

有限会社三設 代表取締役社長 近藤準一 様

【インタビュアー】

シーケー金属株式会社 福岡営業所長 清澤真

シーケー金属株式会社 福岡営業所  根来拓

福岡県糟屋郡志免町に加工場を構える「有限会社三設」様は、昭和60年(西暦1985年)創業で、主に給排水衛生設備工事・空調設備工事を手掛ける会社です。

代表取締役の近藤社長様は、九州配管工事業協同組合の理事長を務めておられ、管工事業の発展のため、お客様だけではなく仕入先やメーカーとも親身に寄り添い、情報交換を惜しまず、既存製品、新製品について様々な見識をお持ちです。業界において、また我々メーカーにとって、いわばご意見番のような存在です。

今回は、そんな三設様が当社プレシールコア継手をご採用頂いておりますので、その経緯をお聞きして、ご紹介させていただきたいと思います。

1.プレシールコア継手を採用されたきっかけは何ですか?

近藤社長:10年ほど前、業界内ではねじ込み継手の施工において、ペースト状シール材とシールテープの併用をしてはいけませんという風潮が強まり、併用禁止の現場がちらほら出てきました。

根来(CK):ちょうど、当社がプレシールコア継手を発売した頃と重なりますね。

近藤社長:当時、三設では、屋上補給水配管の工事を受注していましたが、上記の通達を受けて今まで通りの施工ができず、漏水のリスクを抱えていました。そこで、小規模ということもあり、試しにプレシールコア継手を採用しました。

根来(CK):初めて使用した際の感触は、いかがでしたか?

近藤社長:その現場では通水試験時の漏水が一度も起きず、驚きました。従来の施工方法では、特にポンプ廻りの配管は漏れが発生しやすく、65A以上の大きいサイズはたまに漏れていたので、手直しの手間が減ったことを実感しました。

2.プレシールコア継手を全面採用されたのは、いつ頃からですか?

近藤社長:平成25年(2014年)に、延べ床面積約5万㎡の大きな病院の移転建替えがあり、三設は元請けである大手サブコン様から給排水設備工事の一部を受注しました。その頃、プレシール継手の知名度は低く、周りを見渡しても、採用したことがあるのは私たちだけでした。シール材を塗布することがごく一般的であり、元請け様もプレシール継手のことを知らないという状況でしたので、その現場で使わせてもらえないかと提案しました。

元請け様がこの提案を聞き入れてくれたので、プレシールコア継手の性能を試すため、三設の加工場内で関係各社の立ち合いのもと、CKさんに施工実演とねじ戻し気密試験を実施してもらいました。

その結果、プレシールコア継手の方が漏れにくいことが証明され、元請け様からのGOサインを頂きました。三設では、この現場以降は欠かさずプレシールコア継手を採用するようになりました。いまでは、白継手や埋設用継手もプレシール継手を使っています。

3.プレシールコア継手を使用する一番のメリットは何ですか?

近藤社長:一番は漏れのリスクを減らせることです。従来施工と比べると、水圧試験時の漏れはほぼ無くなりました。ただし、シール材やシールテープの場合は、多少、JISから外れたおねじを切っても、職人が塗布量を調整することで漏れなく施工できますが、プレシール継手にはその調整ができません。
三設では、プレシール継手の全面採用にあたり、ねじ切り後は全てねじゲージを使用し、ねじ込み後は余ねじ長さを測定するなど、正しい施工管理を心掛けています。プレシール継手を採用する場合、施工管理はしっかりと行う必要があります。

近藤社長:もともとシール材は某メーカーのものを使っていましたが、これが意外と高いので、そんなに気になりませんでした。シール材の硬化待ち時間が無くなって、すぐに通水試験ができたり、現場に持ち運んでもねじ部が露出していないので錆びにくかったり、いろいろプレシール継手に切り替えて良かったと思う点があります。
CKさんがしっかりラインナップしてくれているので、150Aでも加工管に頼らなくて済むので使いやすいです。

4.最後に、今後シーケー金属に期待されることを教えてください。

近藤社長:今後、人口減少により配管工の確保がますます難しくなると思います。その様な時代ですので、シーケー金属には省人化、省力化に資する継手やマシンをどんどん開発し、販売していただける様、切に願います。

根来(CK):近藤社長様、貴重なお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございます。これからも末永くお付き合いをさせて頂きますよう何卒、宜しくお願い致します。




【企業情報】
会社名 : 有限会社三設
代表者 : 近藤 準一 様
創業  : 昭和60年3月
所在地 : 〒811-2231 福岡県糟屋郡志免町別府東3丁目1番20号
TEL   : 092-935-2928
WEB  : http://www.sansetsu-web.com/