――1. 種類及び記号2. 一般事項3. めっきの品質3.1 外観3.2 付着量及び硫酸銅試験3.3 密着性表2 付着量及び硫酸銅試験回数表1 種類及び記号 めっきの種類及び記号は、表1のとおりとする。種類1種A1種B2種352種402種452種502種55記号HDZ AHDZ BHDZ 35HDZ 40HDZ 45HDZ 50HDZ 55備考 1. HDZ 55のめっきを要求するものは、素材の厚さ6mm以上であることが望ましい。素材の厚さが6mm未満のものに適用する場合は、事前に受渡当事者間の協定による。 2.表中、適用例の欄で示す厚さ及び直径は、呼称寸法による。 3.過酷な腐食環境は、海塩粒子濃度の高い海岸、凍結防止剤の散布される地域などをいう。 亜鉛浴の品質は、次による。 めっきの外観は、受渡当事者間の協定による用途に対して使用上支障のある不めっきなどがあってはならない。まためっき表面に現れる耐食性にはほとんど影響のない、濃淡のくすみ(やけなど)及び湿気によるしみ(白さびなど)によって合否を判定してはならない。 めっきの付着量は、JIS H 0401の5.付着量試験を行ったとき、表2に適合しなければならない。硫酸銅試験回数は、表2の試験回数とし、JIS H 0401の6.硫酸銅試験を行ったとき、JIS H 0401の6.8に規定する判定基準を満足しなければならない。種類記号1種 A1種 B2種 352種 402種 452種 502種 55HDZ AHDZ BHDZ 35HDZ 40HDZ 45HDZ 50HDZ 55 備考 1. めっき膜厚とは、めっき表面から素材表面までの距離をいう。 2.1種 A及び1種 Bの平均めっき膜厚欄の数値は、硫酸銅試験回数から推定した最少めっき皮膜厚さの範囲を示す。 3.平均めっき膜厚は、めっき皮膜の密度を7.2g/cm3として付着量を除した値を示す。 めっき皮膜は、素材表面とよく密着し、通常の取扱いでは、はく離又はき裂を生じないものでなければならない。 a) 地金 亜鉛浴に使用する亜鉛は、JIS H 2107に規定する蒸留亜鉛地金1種又はこれと同等以上の品質の亜鉛地金とする。 b) 亜鉛浴組成 亜鉛浴の純度は、作業中97.5%以上とし、品質及び作業性向上に有効な金属を添加してもよい。13厚さ5mm以下の鋼材・鋼製品、鋼管類、直径12mm以上のボルト・ナット及び厚さ2.3mmを超える座金類。厚さ5mmを超える鋼材・鋼製品及び鋳鍛造品類。厚さ1mm以上2mm以下の鋼材・鋼製品、直径12mm以上のボルト・ナット及び厚さ2.3mmを超える座金類。厚さ2mmを超え3mm以下の鋼材・鋼製品及び鋳鍛造品類。厚さ3mmを超え5mm以下の鋼材・鋼製品及び鋳鍛造品類。厚さ5mmを超える鋼材・鋼製品及び鋳鍛造品類。過酷な腐食環境下で使用される鋼材・鋼製品及び鋳鍛造品類。硫酸銅試験回数4回5回―――――適用例(参考)付着量g/㎡平均めっき膜厚μm(参考)28〜4235〜4949以上56以上63以上69以上76以上350以上400以上450以上500以上550以上溶融亜鉛めっき JIS H 8641:2007(抜粋)
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